広報に携わる方へ

 社会情報と企業のかかわりを考えると、もっとも関係深いのは「広報(PR)」ではないでしょうか。広報 Public Relationsの意義をあらためて考えてみると、企業という組織とステークホルダーが存在する社会との関係性をコミュニケーション戦略によってよいものにしていく、ということになります。したがって企業は、多くの情報を社会へ発信する「社会情報」のつくり手でもあるのです。

 ただ単純に広報として、情報を発信すればよいわけではありません。情報が氾濫する現代社会では、広報として発した情報がステークホルダーにとって価値ある情報として認識してもらい、選び取られるようにする必要があります。そのためには、社会の時流を読み、誤解をうけない情報発信をする必要があります。情報を発信するにしても、企業と社会の関係がより良好になるような情報を、組織の価値観を共有しなければなりませんそのためには、情報の動向をきめ細やかに分析しなければなりません。情報を読み間違えただけで炎上する、リスクマネジメントとも紙一重なのです。

 もちろん、広報は情報を発信するだけではありません。広報として情報を発信し、それらがどう受け止められたのかを組織にフィードバックし、あらたな経営戦略に落とし込める情報を提供する必要性も生じてきます。それは、ひとつの情報戦略へと昇華していく可能性を秘めているのです。

 企業の広報は、まさにコミュニケーション戦略のスペシャリストであり、さらに情報戦略のスペシャリストになることすら求められています。高度情報社会を生き残る広報とは?社会情報大学院大学で学び、研究することで発見しませんか。